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保険金水増し問題発覚により社長と副社長が引責辞任を行ったビッグモーター。

保険金問題以外にも悪質なパワハラなども発覚し、企業としての信頼が明確に落ちています。

多方面の信頼を裏切った代償は大きく、客足も途絶え、銀行からの借り換えも拒否されたという報道もありました。

ではこのままビッグモーターは倒産するのでしょうか?

そこで今回は、

・ビッグモーターの倒産確率は高い?
・ビッグモーターの借り換え拒否で潰れる可能性も

をお伝えしていきます!

最後までお楽しみください。

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ビッグモーターの倒産確率は高い?

ビッグモーターの倒産確率は高い状況のように感じます。

私が思う倒産確率が高い理由は下記4点です。

①信用の喪失
②財政難
③各企業からの取引中止
④古物商の剥奪

ではもう少し詳しく倒産確率が高くなってる理由を詳しくみていきましょう。

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倒産確率が高い理由①信用の喪失

ビッグモーターの倒産確率を高めてる理由で最も大きいのが信用の喪失です。

修理部門が保険金水増しをするために行われた不正は2023年6月時点で1,591件にも上ると調査でわかっています。

ビッグモーターの倒産確率は高い?借り換え拒否で潰れる可能性も

出典元:ビッグモーター

これだけに限らず、

・社内で横行していたパワハラ

・パワハラの張本人である副社長(兼重宏一)が会見に姿を現さない

・元社長(兼重宏行)の会見での態度や発言が他責

・ビッグモーター店舗前の街路樹を除草剤で枯らしていた

などの不祥事が次々に発覚し、そもそもの企業体制を問題視する声も多いです。

業界最大手だっただけにその影響も多く、放送されていたCMも中止、店舗への客足も減少しているとのこと。

「店先に立っているスタッフは暇そう」だったが、電話対応に追われる「事務所内スタッフは忙しそう」だったという。

引用元:JCASTニュース

お客さんがこなければそもそも商売になりません。

財政難に陥る前に信用回復をはからなければ倒産する確率はかなり高いと思われます。

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倒産確率が高い理由②財政難

信用回復にはかなり時間がかかりますが、それまでに心配なのは財政難による倒産です。

信用を失ったことで客足が減り、売り上げの見込みが立たないため利益が出ず、財政難に陥ればさらに倒産確率が高くなります。

2023年8月14日に銀行がビッグモーターからの90億円の借り換え要請を拒否したという報道が流れたことで現実味を帯びてきたように思えます。

中古車販売大手、ビッグモーターの借入金90億円の借り換えをめぐり、取引のある銀行団が要請に応じない方針を伝えていたことが14日、わかった。

引用元:産経新聞

これによってビッグモーターは現預金から返済をしていく必要があり、その現預金が圧迫されると倒産確率はより高まってきます。

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倒産確率が高い理由③各企業からの取引中止

倒産確率が高い理由3つ目は各企業から取引中止される可能性があるからです。

現に保険金水増し問題により、損保ジャパン・東京海上日動火災保険・三井住友海上火災保険の大手保険会社から保険代理店契約を解除されています。

現在(2023年8月時点)、ビッグモーターは車の修理業務を停止しています。

さらには信販会社大手のジャックスが新規自動車ローンの受付を停止、中古車検索サイトのグーネットもビッグモーターの車の掲載を取りやめています。

しかし業務縮小はしていますが、商売が出来ないわけではありません。

車の売買はできます。

車を仕入れる場合、

・お客様から買取

・業者オークションから仕入れる

のどちらかと思います。

今回問題があったのが修理部門だったとはいえ、会社全体に対する信用はすでに暴落していることから、お客様から買取というのもかなり少ないように思えます。

また業者オークションも直接の関係はないにしろ、入場資格の剥奪となると仕入れ先がなくなり、売買事態も成り立たなくなったら倒産確率が高まると言えるでしょう。

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倒産確率が高い理由④古物商の剥奪

ビッグモーターの倒産確率が高い理由4つ目として古物商の剥奪があげられます。

まだ起こっていませんが、これが一番の懸念点だと思います。

中古車売買においては古物商の取得が必須です。

そのため古物商剥奪ともなれば営業が出来なくなるため、利益を生み出すことが出来ず倒産確率は最も高くなります。

古物営業法に下記文言があります。

集団的に、又は常習的に暴力的不法行為その他の罪に当たる違法な行為で国家公安委員会規則で定めるものを行うおそれがあると認めるに足りる相当な理由がある者

引用元:e-GOV

保険金水増し問題がこれに当てはまるかはわかりませんが、違法な行為であることは間違いないため、古物商の剥奪リスクはかなり高いように思えます。

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ビッグモーターの借り換え要請拒否で潰れる可能性も

先述しましたが2023年8月14日にビッグモーターが銀行に要請していた90億円の借り換えを銀行側が拒否しています。

保険金水増し問題を受けて銀行側も融資のリスクが大きいと判断されたようです。

ビッグモーターの業績は令和4年9月期の売上高は約5900億円で最終利益は約185億円。4年9月末時点で現預金は約320億円ある。同社は現預金から借入金を返済する見込み。

引用元:産経新聞

現預金から返済すると言っても無限にあるわけではなく、融資を断られ、先立つものが今後も増える可能性を考えると財政難に陥るのも時間の問題だと思われます。

財政難に陥れば潰れる可能性は十分だと考えています。

倒産しないために使われる方法として民事再生が考えられます。

民事再生は、破産と異なり、会社の再建を目指す手続きです。

これまで築き上げた会社を残すことができるという点で、大きなメリットがあります。

引用元:デイライト法律事務所

経営者が変わったことで内部の改革も行われているようですが、まだまだ信用回復の道のりは遠そうです。

どのような方法で経営再建を果たすのでしょうか。

ビッグモーターの今後の動向に目が離せません。

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