広報全般を手掛ける株式会社merchu(メルチュ)代表取締役の折田楓さん。
兵庫県知事選において斎藤元彦知事の広報を担当されており、その一部始終を自身のnoteに綴っており、記載内容が公職選挙法違反に当てはまるのではと物議をかもしていました。
しかし、事態が大きくなるとnoteに書いてあった誤解を招きそうな表現が削除されることに。
今では修正されていますが、 修正前はどのような内容が書かれていたのでしょうか?
そこで今回は、
【魚拓】折田楓のnote修正前の変更点は9つ!
【魚拓】折田楓の削除前YouTube動画も
をお伝えしていきます!
最後までお楽しみください。
目次
【魚拓】折田楓のnote修正前の変更点は7つ!
折田楓さんは兵庫県知事選における広報活動についてを最初から最後までnoteに綴っていましたが、現在は一部修正が加わった状態で公開されています。
修正前の変更点は全部で9つあります。
①「斎藤陣営で広報全般を任せていただいた」
②「それが全ての始まりでした」
③「元々斎藤さんとは面識があった」
④「提案中」
⑤「SNS運用フェーズ」
⑥「ここはご本人も気に入っていました!」
⑦「大手では出せないスピード感」
⑧「公式として運用」
⑨「いつか映画化」
詳しくみていきましょう。
①「斎藤陣営で広報全般を任せていただいた」
修正前のnoteの冒頭にはこのように書かれていました。
斎藤陣営で広報全般を任せていただいていた立場として、まとめを残しておきたいと思います。
少しでも斎藤知事の陣営への積極的な関与を示す表記は修正しているのかもしれません。
また修正前はこの文章のあとはすぐに目次でしたが、下記文章も加わっています。
この記事が、今後の選挙で候補者を支える関係者の皆さまに、そして広報に関わる全ての方にとって、役に立つものとなることを心から願っています。
「広報」というお仕事の持つ底力、正しい情報を正しく発信し続けることの大変さや重要性について、少しでもご理解が深まるきっかけになれば幸いです。
今回の選挙活動に仕事として携わってるように感じ取れる文章になっているように思えます。
どうやらこの文章の中の「お仕事」という文言は一時削除されていたようですが再度復活していたとのこと。
問題が大きくなって弁護士などと相談した結果なのかもしれません。
②「それが全ての始まりでした」
目次のすぐあとの始まりの文章も修正されていました。
とある日、株式会社merchuのオフィスに現れたのは、斎藤元彦さん。
それが全ての始まりでした。
ご本人が何度も口にしている通り、政党や支持母体などの支援ゼロで本当にお一人から始められた今回の知事選では、新たな広報戦略の策定、中でも、SNSなどのデジタルツールの戦略的な活用が必須でした。
今回の知事選では、新たな広報戦略の策定、中でも、SNSなどのデジタルツールの戦略的な活用が必須でした。
ほとんどの文章が削除されていました。
もしかしたら斎藤知事が積極的に広報活動をお願いしているように捉えられる文章は消すように指示されたのかもしれません。
③「元々斎藤さんとは面識があった」
折田楓さんと斎藤元彦知事が以前から面識があり、なおかつ自治体への広報活動に積極的に携わっていたと捉えられる文章がありました。
兵庫県庁での複数の会議に広報PRの有識者として出席しているため、元々斎藤さんとは面識がありましたが、まさか本当に弊社オフィスにお越しくださるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。
この部分も丸ごと削除されています。
想像でしかありませんが、もしかしたら斎藤元彦知事が積極的に仕事として依頼しにきているように捉えられる可能性を危惧して削除したのかもしれません。
④「提案中」
折田楓さんの経営する会社オフィスで選挙における広報の戦略を提案しているとした文章が修正されていました。
merchuオフィスで「#さいとう元知事がんばれ」大作戦を提案中
オフィスで「#さいとう元知事がんばれ」を説明中
「提案」だとお金払って戦略立案を行ってる印象ですが、「説明」だと有識者から助言をもらってる印象に変わるように思います。
ちなみにこの提案に関して斎藤元彦知事の弁護士はこのように発言しています。
後日、ポスター製作やユーチューブの動画撮影などのプランと見積もりが届けられた。そこに広報全般やSNS戦略の提案はなく、斎藤氏側は公選法で対価の支払いが認められているポスターやチラシの製作など5項目に絞って依頼したという。
引用元:毎日新聞
斎藤元彦知事が実際に依頼したのはポスターやチラシ制作のみとされています。
斎藤元彦知事は折田楓さんのmerchuへ約70万円を支払ったと発言していますが、それもすべてポスター制作費とのこと。
このあたりが物議を呼んでる一つの要因です。
⑤SNS運用フェーズ
折田楓さんのnoteに元々あった「SNS運用フェーズ」の画像が削除されています。
出典元:X
ここに記載のある「種まき」「育成」「収穫」といった文言にも苦情が殺到。
また一般的には業者が主体的・裁量的に選挙運動の企画立案を行い、それに対して報酬が支払われた場合、買収となる恐れがあるとされており、
今回の表に記載のすべてのフェーズがそもそも公職選挙法に違反しているのではともSNSでは物議をかもしています。
斎藤元彦陣営のSNS戦略担当、折田楓さんによる削除前のnoteでは当初10月1日〜13日「フェーズ1:種まき」、10月14日〜31日「フェーズ2:育成」がいずれも公職選挙法が禁止している選挙運動期間前ですが、当選させるための事前運動に当たる可能性があります。https://t.co/CVxsdw5wgX…
— NewsSharing (@newssharing1) November 22, 2024
⑥「ここはご本人も気に入ってました!」
折田楓さんが斎藤元彦知事へ選挙中のSNS戦略についてこだわった点をnoteに記載していました。
「#さいとう元彦がんばれ」ではなく、あえて「知事」を入れることで、「さいとうさん=知事」という視覚的な印象づけを狙いました。さらに、「元彦」さんと「元知事」を掛け合わせて、「前知事がんばれ」ではなく「元知事がんばれ」としたのも、こだわったポイントです。ここは、ご本人も気に入っていました!
最後に太文字にした部分が変更後には削除されていました。
斎藤元彦知事が積極的に提案を受け入れたように捉えられるため削除されたのかなと私は考えています。
⑦「大手では出せないスピード感」
折田楓さんが喜びの声をあげていた一文があります。
ご本人から、「1番最初に政策発表記者会見ができて良かった」という言葉を頂き、大手では出せないスピード感や小回りの利いた対応が功を奏したのではないかと振り返ります。実際、全広報活動において、「先手」を意識しておりました。
政策発表記者会見も1番手で行うことを目指し、全広報活動において、スピード感や小回りの利いた対応を常に心がけ、「先手」を意識しておりました。
中小企業だからこその対応力をアピールされた文章ですが、シンプルにあまり感情的ではない文章へと変更されています。
「全広報活動において」という文章が残っている以上誤解は晴れないような気もしますが、もしかしたら変に修正をすると証拠隠滅と言われかねないのであえて残しているのかもしれません。
⑧「公式として運用」
あまり意味はない部分だと思いますが、「運用」という文言が違う表現へと変わっていました。
斎藤陣営が公式として運用していた
斎藤陣営が公式として情報を発信していた
こちらも恐らく印象の問題だと思われます。
あくまで個人的な印象ではありますが、「運用」だとお金が絡んでいる第三者が動かしている印象になり、「情報を発信」だと斎藤陣営の身内が自発的に行っていた印象になるように思います。
⑨「いつか映画化」
折田楓さんがnoteで修正前に最後に締めくくった文章も波紋を呼びました。
ドラマチックすぎる出来事でしたので、いつか映画化されないかななんて思っています!笑
変更後はこの文章が丸ごと削除されています。
SNSでも当初は「痛すぎる」と言われていましたが時間が経つにつれ、本当に映画化を望む人もチラホラ出始めていました。
SNS戦略を担当した会社の社長、折田楓さん。立花隆志とのダブル主演で、映画化希望🎬
今後の展開がどちらに転ぼうが、センセーショナルな内容が興味深いことは、間違いない。 https://t.co/vp7GCxAIkt— 割とラーメン大好きトモロウ (@wakamen3232) November 23, 2024
何だか皮肉のようなことではありますが、この大炎上も含めてまるで本当の映画のように先の展開が予想できず、気になるような状況になってるように感じます。
【魚拓】折田楓の削除前YouTube動画も
折田楓さんは実はnote以外にも選挙中の広報について発言をしている動画をYouTubeにアップされていました。
その動画がこちらです。(※折田楓さん自身が投稿した動画は現在削除されているようです。)
こちらでも「広報全般を任せていただいている」という発言があります。
さらにSNS運用も行っていると発言もありますが、斎藤元彦知事は折田楓さんはボランティアとして参加と答えています。
折田楓代表について「ボランティアとして個人で参加されたと認識している」と述べた。
引用元:スポニチ
真相はまだ明らかになっておらず、折田楓さん自身からの回答は弁護士から発言を止められているようです。
一体どのような幕引きとなるのでしょうか。
今後の展開から目が離せません。
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