2023年2月28日に宇宙飛行士候補として選ばれた諏訪理さん。

子供のころからの夢をかなえるための第一歩を踏み出されています。

県立土浦第一高校・東大を卒業後、アメリカへ留学し博士号を取得。青年海外協力隊から世界銀行就職まで、普通に生きてるだけでは出会えない経歴の持ち主です。

そこで今回は、

・諏訪理の経歴まとめ!
・諏訪理の奥さんや子供はどんな人?

をお伝えしていきます!

最後までお楽しみください。

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諏訪理の経歴まとめ!

諏訪理さんは1977年生まれ。

最年長である46歳(2023年3月時点)で宇宙飛行士候補に選ばれました。

ここに至るまでの経歴を紐解いていきたいと思います。

諏訪理の経歴

1977年:東京生まれ(育ちは茨城)
1995年:茨城県立土浦第一高校 卒業
1999年:東京大学理学部地学科 卒業
2001年(恐らく):デューク大学大学院環境学修士課程 卒業
2007年:プリンストン大学大学院地球科学研究科(博士課程) 卒業
2008年:青年海外協力隊にてルワンダへ派遣
2010年:国連・世界気象機関(WMO)へ入社
2014年:世界銀行へ入行
2023年:宇宙飛行士候補へ選出

と簡単にまとめましたが、詳しくみていかなくても優秀さが伝わってくるような経歴です。

経歴①土浦第一高校出身で超優秀!

諏訪理さんは茨城県立土浦第一高校出身です。

偏差値は72(参考:みんなの高校情報)で、県内の県立高校では2位とTOPクラスの高校です。

そんなハイレベルな高校で諏訪さんの3年時の成績はトップクラスで担任の先生からも優秀と言われるほどだったようです。

諏訪さんの母校、県立土浦一高で高校3年時の担任だった武井一郎さん(66)は「昔から優秀で、クラスのまとめ役だった」と振り返る。諏訪さんは卒業アルバムに「仕事場は火星」と寄せ書きした。

引用元:茨城新聞クロスアイ

また高校時代に宇宙飛行士の毛利衛さんが帰国した際の報告会に参加しており、このことも宇宙飛行士を目指したきっかけの一つとしてインタビューで答えています。

また、高校生の頃に毛利衛さんが日本人で初めてスペースシャトルに搭乗して宇宙に行かれた。その帰国報告会に参加させていただいて、宇宙に行った人が語る言葉の重みに惹かれて宇宙飛行士になりたいと思った。

引用元:UchuBiz

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経歴②~2007年プリンストン大学大学院で博士課程を修了

諏訪理さんは1999年に東京大学を卒業後、8年間アメリカの大学院へ通い、2007年にはプリンストン大学大学院地球科学研究科 博士課程を修了し、P.h.D(地球科学)を取得しています。

P.h.DとはDoctor of Phirosophyの略で、アメリカの博士号で最も一般的なものなのだそうです。

学歴に関しては下記にて詳しく書いてありますのでぜひご一読ください。

経歴③2008年~青年海外協力隊でルワンダへ

諏訪理さんは同級生が研究職へ進む中、自身の興味と憧れからJICAの青年海外協力隊へ応募しルワンダへと派遣されます。

アフリカ中央に位置するルワンダという小国の首都キガリで教鞭をふるっていたそうです。

午前中は中学と高校で理数科の教師、午後は大学の理学部で教えていたとのこと。

そんな中、アフリカ開発銀行のプロジェクトが建てた実験施設を使わせてもらう機会があり、これをきっかけに地球科学・環境科学的なデータをきちんと取り政策に反映させていくことの需要や重要性を強く感じたのだそう。

この思いをつきつめるため世界気象機関(WMO)へ応募することを決めたそうです。

ちなみに2009年に宇宙飛行士候補選抜試験が実施されており、諏訪理さんもチャレンジしています。

結果は一次試験で不合格だったとのこと。

前回は1次試験で不合格だった。これで小さい頃からの思いにけじめを付けられると思ったが、不完全燃焼になってしまい、次回の応募を待っていたところアナウンスがあったので応募した。

引用元:UchuBiz

煮え切らない想いがずっとあったのですね。今回そんな想いが身を結んでよかったです。

経歴④2010年~国連・世界気象機関(WMO)へ入社

国連JPO派遣制度を利用し、世界気象機関(WMO)へ応募。

2010年から入社しています。

ジュネーブにある本部で2年、その後1年半ケニアで働いています。

途上国の政府機関の能力強化・向上が主な仕事だったとのこと。

なんだか難しそうですね。

諏訪理さんは合計3年半WMOで働いた後、半年間は別の契約で働いていたと語っていますが、その間どのようなことをされていたかは明らかにされていません。

経歴⑤2014年~2023年世界銀行入行

2014年から世界銀行へ入行されました。

まず世界銀行とはどのようなところなのでしょうか?

世界銀行は、世界中の途上国にとって欠かせない資金源、技術援助機関です。世銀は普通の銀行とは異なり、貧困削減や開発支援を目的とした他に例のないパートナーシップです。

引用元:世界銀行HP

途上国の経済成長のための銀行ということですね。

189もの加盟国が共同運営しているようです。

それでは諏訪理さんはどのような仕事をされていたのでしょうか?

仕事としては世界銀行が管理する防災グローバルファシリティーという信託基金に席を置いて主に3つのことをやっています。ひとつはナレッジマネジメント(知見・経験の蓄積と情報発信活動)。2つ目はクライアント国や世銀内のタスクチームリーダーを対象とするキャパシティビルディング(能力強化・向上)。3つ目は実際のオペレーション(プロジェクト)に入ってサポートをする、といった感じですね。割合としては前の2つを合わせて5割、3つ目が5割、といった感じです。

引用元:世界銀行でのインタビュー(2016年)

難しそうで全くイメージがつかないですね。

いずれにせよ途上国の発展のために尽力されていたのは確かだと思います。

いつからかは不明ですが諏訪理さんは上級防災専門官という役職につかれています。

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経歴⑥2023年4月~JAXA(宇宙航空研究開発機構)

そして2023年2月28日の記者会見でもあったように、諏訪理さんの長年の夢への第一歩である、宇宙飛行士候補として選ばれました。

2023年4月からJAXAへ入社し、2年間の訓練の後、宇宙飛行士として認定されるとのこと。

今回の宇宙飛行士候補募集の背景にはアルテミス計画があります。

日本は2019年に「月に人類を戻し、活動拠点を築く」などの目標を掲げた国際宇宙探査プロジェクト「アルテミス」への参画を決定した。この計画は米国が主導し、英国、イタリア、韓国などが名を連ねている。

引用元:DIAMOND ONLINE

この計画もあり、今回選ばれた諏訪理さんと米田あゆさんには日本人で初めて月面へ到着する可能性があります。

なんだかワクワクしてきますね。お二人のご活躍に目が離せません。

諏訪理の奥さんと子供はどんな人?

諏訪理さんの奥さんについては情報がありませんでした。

子供は娘さんがいらっしゃるようです。

ワシントンにいる時はなるべく家族と過ごすようにしています。今、娘が3歳なんですが、レゴを一緒にする時に、おうちを作って!と言われても、私は最初から完成図を頭に描いて作るということができないんですよね。だからまずは目の前のことをコツコツやっていくことに向いているのかな、なんて、レゴを作りながら性格分析をしたり。

引用元:世界銀行インタビュー(2016年)

2016年のインタビューで娘さんが3歳なので、現在(2023年3月)は10歳になっていると思われます。

すごい経歴の持ち主でも子供と遊ぶものは一般の家庭と変わらないという親近感がわいてくるようなエピソードだと感じました。

ご家族に関してわかったことがあればまた追記していきます。

また私自身も諏訪理さんの今後のご活躍を応援していきたいと思います。