21歳と8か月で史上初の8大タイトルを独占した将棋の藤井聡太さん。
一つのタイトルを取るのも大変なことだと思いますが、それを8つ取るというのはまさに偉業です。
私自身は将棋に詳しくありませんが、かなり頭が良くないとできないのかなと漠然と感じています。
藤井聡太さんも相当頭がいいのだと思います。
そこで今回は、
・藤井聡太の学歴まとめ!
・藤井聡太の高校中退理由は出席日数?
・藤井聡太の経歴まとめ!
・藤井聡太の両親の教育法がよかった
をお伝えしていきます!
最後までお楽しみください。
目次
藤井聡太の学歴まとめ!
藤井聡太さんの学歴をまずはまとめていきます。
出身大学:進学せず
出身高校:名古屋大学教育学部付属高校(中退)
出身中学:名古屋大学教育学部付属中学
出身小学校:瀬戸市立效範小学校
藤井聡太さんは意外にも最終学歴が中学卒業でした。
実は学力自体は東大を狙えるほどだったそうで、母親や将棋連盟の方々も東大を目指すよう助言していたのだとか。
しかし高校を中退された藤井聡太さんには何があったのでしょうか?
もう少し詳しくみていきましょう。
出身高校:名古屋大学教育学部付属高校(中退)
藤井聡太さんは名古屋大学教育学部付属高校に進学しましたが、高校3年生(2021年1月)の頃に中退しています。
名古屋大学教育学部付属高校の偏差値が61なので藤井聡太さんは学力も高いことがわかります。
同校は1学年3クラスという小規模な高校で内部進学者も多く、外部からの進学者は毎年30名くらいなのだとか。
藤井聡太さんは内部進学者に該当します。
高校時代の藤井聡太さんは、
・高校1年生(2018年5月)で7段へ昇段
・高校3年生(2020年)では史上最年少で棋聖のタイトルを獲得
・同年王位のタイトルも獲得
するほど将棋界で成果を残しています。
将棋と学業の両立は難しいようにも思えますが、藤井聡太さんは学業も成績がトップクラスだったそうです。
学校以外では将棋に専念したいため、宿題や勉強は学校の昼休みや休憩時間に行っていたとのこと。
限られた時間の中で勉強を終わらせ理解するということは並大抵の集中力ではありませんね。
高校進学への迷い
藤井聡太さんは元々高校進学には迷いがあったそうです。
中学3年生の頃に高校進学についてこのように語っています。
「学校に行くと時間的な制約をかなり受けます。高校進学については、自分の中で迷う気持ちというのはあります」
引用元:JBress
しかし高校進学を決めた背景には母親の「高校までは行ってほしい」という強い希望があったからなのだと思います。
そして高校へ進学した藤井聡太さんはこのように語っています。
学校で学んだことが将棋に役立つことはありませんが、学校に行くことで精神的にバランスが取れているかなと思います。
引用元:JBress
高校生とは思えないような冷静で論理的な発言ですね。
高校の友人とのエピソード
あまり遊ぶ時間がなかったように感じる藤井聡太さん。
しかし高校時代に友人と旅行にいったというエピソードをインタビューで答えていました。
青春18きっぷを使って、愛知県から長野県へ往復14時間の日帰り旅行をしたのだとか。
日帰りというのがまた藤井聡太さんらしいですね。
高校時代の天才エピソード
藤井聡太さんは家では基本的に将棋のみ行っており、人工知能(AI)搭載の将棋ソフトで毎日研究を行っているとのこと。
藤井聡太さんは将棋の研究を行うために自作のパソコンを組み立てたのだとか。
しかもそのパソコンがかなりの高性能なようです。
藤井竜王は研究のために自作パソコンを使っており、CPUには AMD Ryzen™ Threadripper™ 3990X を搭載。自作パソコンのパーツの総額は70万円を超えると言われています。
私にはいまいちパッとしませんが、きっとパソコンを自作する方であればその凄さがわかるのだと思います。
パソコンすらも自作してしまい、なおかつ超高性能なCPUまで選定していることから将棋への本気度を感じるとともにやはり天才的な部分が垣間見えるエピソードでもありますね。
出身中学校:名古屋大学教育学部付属中学
藤井聡太さんの出身中学校は国立の名古屋大学教育学部付属中学校です。
市内でも難関校(偏差値66)として有名ですが、藤井聡太さんは塾に通わずに独学で勉強し合格しています。
同校への進学を決めたのは小学6年生の12月頃と非常に遅かったそうですが、それでも合格するほどなので元々の学力の高さが伺えます。
進学については母親と話し合って決めたのだそう。
藤井は小学6年生だった2014年12月、中高一貫校である名古屋大学教育学部付属中学への受験を、母親と話し合って決めた。
引用元:JBress
学校を選ぶ上で軸となったのは将棋でした。
藤井聡太さんの母親は高校までは行ってほしいという希望があったため、せめて受験に忙殺されないようにと中高一貫の同校に決めたのだとか。
藤井聡太さんは小学生の頃から奨励会に所属し棋士として活動していましたがプロとなったのは中学生の頃です。
・中学1年生の10月に史上最年少(13歳2か月)で三段へ昇段
・中学2年生の10月に史上最年少(14歳2か月)で四段へ昇段しプロ棋士へ
当時から話題になっていましたが成長のスピードがすごいですね。
公式戦デビューから29連勝
四段へと昇段した藤井聡太さんは同年12月に加藤一二三さんとの対局で公式戦デビューを飾ります。
これまでの最年少棋士記録は14歳7か月の加藤一二三さんが所持しており62年もの間塗り替えられてこなかった記録でした。
それを塗り替えた同年にその加藤一二三さんとの対局ともあり話題となりました。
そしてこの最年少対最年長の対決は藤井聡太さんに軍配が上がり、そこから怒涛の29連勝という記録を打ち立てました。
中学時代の天才エピソード
藤井聡太さんは中学生棋士として多忙となり、学校の宿題を提出しないことが多々あったそうです。
そのため教諭から職員室に呼ばれ「なぜ宿題をしてこないのか?」と尋ねられた際にこのように答えたといいます。
「学校では授業で勉強することがすべて。宿題をするというのはプラスアルファで、マストではないと思います。」
私が先生なら面食らってしまい言葉を失うところです。
ただその後30分ほど話し合い、
「教えた内容を定着させるために宿題を出していて、授業のカリキュラムに含まれる」
という教諭からの言葉に納得したとのこと。
藤井聡太さんは反抗したいわけではなく、論理的に考えて理解できないものはやらないということなのだと思います。
出身小学校:瀬戸市立效範小学校
藤井聡太さんの出身小学校は瀬戸市立效範小学校です。
あまり子供らしい一面を感じられない藤井聡太さんですが、小学生の頃は休み時間にはいつもドッヂボールをしており、運動会ではリレーの選手もしていたのだとか。
小学生では足が速い子がモテるといいますが、藤井聡太さんもモテていたのではないでしょうか。
藤井聡太さんは、
・小学1年生の頃に棋士養成機関「東海研修会」に入会
・小学3年生の頃に全国大会(小学生低学年の部)優勝
・小学4年生で奨励会に入会
しています。
この頃から将棋へ没頭しており、時間の使い方についても頭をひねっていたようです。
「できれば宿題も学校で終わらせたいし、遊びも学校でやりたい。家では将棋に没頭したい」
という考えだったそうです。
将棋の事を考えすぎてドブに2.3回落ちたこともあるのだとか。
「小学生の頃、聡太が歩いていてドブに落ちたことがあるんです。理由を聞いたら“将棋のことを考えていたから”と言う。そんなことが2、3回ありました」
引用元:デイリー新潮
本当にすごい集中力ですね。
小学校時代の天才エピソード
藤井聡太さんは読書が大好きで分厚い本も面白いと思ったらすぐに読み終えてしまうのだとか。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」(全八巻)も小学6年生の頃に全館読破したとのこと。
また学校の授業に対してもこのようなことを母親に言って驚かせたそうです。
「どうして5分でわかることを45分もかけて教えるんだろう。授業がつまらない」
まさに天才ですね。
藤井聡太の高校中退理由は出席日数?
藤井聡太さんは高校3年生の1月に自主退学をしています。
藤井聡太さん自身はこの中退についてこのように語っています。
「タイトルを獲得したことで将棋に専念したい気持ちが強くなりました。昨年の秋に意志を固めました」
引用元:JBpress
しかし藤井聡太さんの師匠である杉本昌隆さんはこのようにみています。
高校を自主退学していた将棋の藤井聡太2冠(18)の師匠杉本昌隆八段(52)はその決断について「出席日数が足りなくて退学という形になったのではないでしょうか」と語った。
引用元:スポニチ
史上最年少で2冠を達成しましたが、コロナウイルスにより学校の休校もあり、授業再開した頃には棋聖戦5番勝負と王位戦7番勝負のタイトル挑戦が重なったことで、高校への出席日数は必然的に減っていたようです。
あともう少しで卒業だっただけにもったいない気もしますが藤井聡太さんにとっては学歴はあまり関係ないのかもしれませんね。
藤井聡太の経歴まとめ!
藤井聡太さんの経歴をまとめました。
2007年(5歳) | 将棋を始める |
2012年9月(10歳) | 小学4年生で奨励会に入会 |
2014年6月(12歳) | 小学6年生の頃に史上最年少で奨励会初段 |
2015年10月(13歳) | 中学1年生の頃に史上最年少で奨励会三段へ昇段 |
2016年10月(14歳) | 中学2年生の頃に史上最年少で奨励会四段へ昇段 |
2016年12月(14歳) | 加藤一二三・九段を破り公式戦デビュー。そこから怒涛の29連勝。 |
2020年(18歳) | 棋聖獲得 |
2020年(18歳) | 王位獲得 |
2021年(19歳) | 叡王獲得 |
2021年(19歳) | 竜王獲得。史上最年少で四冠達成。 |
2022年(20歳) | 王将獲得。史上最年少で五冠達成。 |
2023年3月(21歳) | 棋王獲得。史上最年少で六冠達成。 |
2023年6月(21歳) | 名人獲得。史上最年少で七冠達成。 |
2023年6月6日(21歳) | ダナン(ベトナム)で初の海外対局。 |
2023年7月18日(21歳) | 棋聖位防衛4連覇達成 |
2023年10月11日(21歳) | 王座獲得。史上最年少で史上初の八冠達成。 |
今後はすべてのタイトルで追われる立場となりますが、各タイトルをどれだけ維持し続けられるかというのも見どころになってくると思います。
藤井聡太の両親の教育法がすごい
藤井聡太さんがここまでの快挙を成し遂げるには恐らく周りが環境をつくってあげるためのサポートも必要不可欠だったと思います。
しかし藤井聡太さんの両親の教育法に特別なことはなく、
・子供のやりたいようにやらせる
・親は口出しせず温かく見守る
というのが藤井家の教育方針だったようです。
詳しくは下記でも書いているのでご一読ください。
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